一般に売られている塩や砂糖の純度は99%と薬品の域に達しており、健康に与える影響は大きいと言われているため、自然に近いものであることと、伝統的な製法であるものをなるべく選んで使用したいと考えているから
塩はその作り方によって含まれる成分が大きく異なります。
一般に「食塩」として安く売られている塩は、イオン交換膜という膜を通して海水から塩化ナトリウムを強制的に分離する方法で作られ、その純度は99%と薬品の域に達しています。
一方、海水を煮詰めて作る伝統的な製法の塩では、塩化ナトリウムの含有率は90パーセント以下となり、その代わり様々な天然成分が含まれています。味も「食塩」のきつい辛さに対して、伝統的な製法の塩はほのかに甘ささえ感じるほどの違いがあります。
めぐみ幼稚園では、
- 塩についても自然に近いものであることと、伝統的な製法であるものをなるべく選んで使用したいと考えていますが、伝統的な製法の塩は一般の塩の5~10倍の値段となり、限られた給食費の中では難しいのが現状です。そこで、少なくともイオン交換膜を使わずに、海水を太陽光で蒸発させ、再結晶させて作った塩を使っています。
- 砂糖についてもほぼ同じことが言えます。一般の白砂糖の純度は高く、健康に与える 影響は大きいと言われていますが、全く砂糖を使わないということも出来ませんので、純度が低い粗糖を使い、予算が許せば、はちみつなどの天然の甘味料を代用していきたいと考えています。